マジカルスカート
初出:ベッター/2018-07-24





「カミュ?」

風呂場からイレブンがひょっこり顔を出した。

「どうした?」
「あのね?今日、鍛冶で作ってみたの。」
「おう?」
「けど、もう性能的に役に立ちそうもないから、着ちゃってもいいかなって。」
「ん?」

寝そべっていたカミュが体を起すと、イレブンが、ぴょん、と姿を現した。

「じゃーん、マジカルスカートでーす!」

ふわっとした黄色とオレンジのスカート。
モーニングというのだっただろうか、後ろの丈が長い。前が短い。つまり。

「カミュの好きな太腿、チラ見えだね?」

女性であればそんなに気にならないのかもしれないが、
背の高いイレブンが着ると、丈が短く感じられる。

そして腰を振ると、ふわっとスカートが揺れて、チラリと太腿が見える。

「すっげ、可愛い、可愛い!」
「そう?ありがと。」

イレブンはランランと楽しそうにカミュの隣にやってきてゆっくりと腰を掛ける。
それからチュっとキスをして胸をぐっと突き出した。
女ならあるモノが無いので、胸はかぱかぱだ。
覗くと、たっぷり綺麗にしてきたであろう胸と、すでに興奮していそうな桜色の乳首が覗く。

「エッチ。どこみてるの?」
「いや、可愛すぎるから、全然、もうどこみていいやら。」

そう言うカミュの視線は完全に太腿に移る。

「太腿見たい?」

イレブンがゆっくりと裾を腰の方へ寄せていくと、白くて引き締まって程よく細い太腿が現れる。
「うぐッ…たまんねぇ。」
「もう。」
そう言いながらチュっとまたキスをする。
「何だよ今日、積極的過ぎるだろ。」
「だって、久しぶりでしょ?…期待してたくせに。」
「まぁ、なんだ、何か脱衣場に持ちこんでるなとは思ってたけどよ、まさかこれとは。」
「驚いた?」
「ああ。んで、こんなことしてくれるお前の愛に感動してる。」
「もー。」

そう言いつつ、またキスをする。今度はぬっとりと舌を絡める熱いキスで、唇を食み、啄んだりしながら、太腿を撫でまわしていると、イレブンの舌が鈍りだす。

「ん…カミュのキス、好き。」
「キスだけ?」
「全部に決まってるよ。」

それからまたたっぷりキスをしつつ、カミュはゆっくりとベッドに押し倒す。
イレブンの脚の間に体を入れて、ベッドに縫い付けて、首や鎖骨にもたっぷり噛り付くようなキスをする。

「可愛すぎてもうガチガチ。」

すでに滾っているものをグリグリとイレブンの股間に押し当てる。

「あ、あぁん、もう、だめ」
「欲しくなる?」
「…なる。っていうか、もうなってる。」
「ゆるゆる?」

スカートの下に手を伸ばし、下着の上から大事な場所を探り当てる。
「あ、あ、」
ピクピクとしているのが解り、カミュは口角を上げる。
「たっぷり綺麗にしてきたって感じだな。」
「だって…」
「今夜は満足行くまでイかせてやるからな。」
「いっぱい、気持ちよくなろうね?」

カミュは枕元に用意してあったオイルに手を伸ばす。

「そこに用意しておいたの?カミュもする気満々すぎるよ。」
「そりゃなぁ。可愛い恋人と久しぶりに2人きりの夜だぜ?今夜は2人部屋って解った時から、もうめちゃくちゃ妄想しまくってたし。」
「だから、避けられるような攻撃、受けまくってたんだ…」
「そういうわけじゃねぇよ。」
「ほんとに?…ねぇ、何想像してたの?」

イレブンがカミュの顔を物欲しそうに指でなぞるので、頬骨や額にキスを落としまくるとくすぐったそうに笑った。

「え?そりゃ、お前に色々して貰うこととか?何時もの可愛いイき顔とか思い出してた。」
「…じゃあ、今日は、一杯、気持ちよくしてあげるね?」

イレブンはもぞもぞと腕の中から抜け出して、ベッドに座り込んだ。

「そうはいっても、お前の中解すのが先だろ。」
「じゃあ、一緒にしちゃえばいいよ。」
「…ほんと、どうしたんだってくらい積極的だな。」
「偶には…こういう僕もいいでしょ?」
「毎回でも良いんだぜ?」

カミュは膝立ちになって下着ごとズボンを下ろした。
すでに硬くなっているものがイレブンの眼前に現れて、
さっきまでの強気な態度が、何時もの恥ずかしそうな様子に戻る。

四つん這いにさせてイレブンの下着をはぎとる。
腰を揺らしてくるのに煽られながら、オイルをたっぷりとって、秘部に宛がう。

ぬぷっ

「あん」
「久しぶりの割に、あっさり指咥えちまうのかよ。」
「だって」
「お前も俺の指で気持ちよくなるの想像しながら、綺麗にしてきたんだろ?」
「…うん。」
「素直でよろしい。」

ぬぷぬぷと穴をゆっくり広げていくと、すっかり2本入るようになる。

「カミュ、カミュのも、いっぱい、気持ちよくする。」

そう言ってくれるのなら、甘んじて受けたい。

カミュは指を奥に入れたまま、イレブンに体を起させて、
滾っている場所に顔を寄せさせる。
イレブンもまた指が抜けないように力を入れて気を付けつつ、腰を折るようにしてカミュの太腿に頭を乗せて、
その奥で立っているカミュのペニスにゆっくりと唇を近づけた。

「んッ」

竿にキスをして、悪戯に見上げてくる。
「きもちい?」
「すげぇイイ。続けて?」
「んッ」

イレブンの中を解している間、チュッ、チュッ、と竿のあちこちに吸い付くようなキスをしてくる。
小さな舌にチロッと陰嚢を舐められて、思わず解す指が止まる。

「すごいビクビクしてる。…いっぱい、たまってる?」
「パンパンだぜ?お前の中に全部放ってやりてぇ。」
「お腹パンパンになっちゃう。」
「結構広いからいけるんじゃね?」
煽りながら、秘部をクパっと広げた。
「やああん!ひろがっちゃうッ!」
「元々だろ?指3本なら全部入っちまうしな。」

指を中でばたばたと器用に蠢かせると、イレブンは目をぎゅっと瞑って、体をくねらせて喘ぐ。
「あ、やぁんッあんッ」
「エロい声だすよな、ほんと…」
「だって、きもちいいんだもんッ、やんっ」
「1回イっとくか?」
「だめ、カミュとイくの!」
「後でな。」

カミュは中指と薬指を穴の中のイイ場所に当てて、優しく刺激する。
指先でコリコリと擦るようにすると、イレブンは甲高い声を上げて、体を跳ねさせた。

「あッ、だめッ!イっちゃうッ!」
「イっとけって。」
「やだ、そこ、やだッ!」
「イイんだろ?」
「きもちぃからッ、だめぇッ!!」

片手でイレブンの体を押さえつけながら、ゴリゴリと雌ポイントを責めつづける。

「だめぇ!だめだめだめ!」

くちゅくちゅくちゅ

「いっちゃうッ、いっちゃうぅっ!!あ、あぁあんっ…」

指を逃がすまいとギュッと締め付け、体を反らした。
マジカルスカートがヒラヒラとめくれ、イレブンの雄がチラリと覗いた。
ぴょこんと立って、ぷるぷるしている。

「イ…くッ…」

何時もより早いのは、やはり久しぶりだからというのもあるのだろうか。
今日のイレブンの感度はいつも以上によろしいらしい。

腰がベッドに落ちて、はぁはぁと荒く息をしながら茫然とカミュを見つめていた。
「いじわる…」
「後で一杯一緒にイくから。」
「むぅ…。」

イレブンの頭をゆっくり持ち上げて体を起させて、
一度しっとりとキスをしてから、カミュはベッドに座り直す。

「イかせちまったからな。…口に出しても良いぜ?」
「ごっくん?」
「したければ。」
「…する。」


イレブンは再び四つん這いになり、カミュの硬く起ちあがっているペニスにそっと唇を寄せる。
数度キスをしてから、舌で促すようにしながら亀頭を銜える。

じゅぽ じゅぽ

強く吸いつくように口を窄めて、裏筋やカリを刺激してくる。
「すげ…」
普段は半分くらいしか入らないのだが、今日は少し大胆で、ぐっと喉の奥へ銜え込んでいく。
そして小さく体を揺らして喉で気持ちよくしてくれる。
流石に息苦しいようで、目は潤んでいるのだが、それがまた艶っぽくて可愛い。
「苦しくねぇか?」
気遣いはするのだが、本人は首を少しだけ横に振ってじゅぽじゅぽと続ける。
美しい髪が落ちてくるのを止めてやりながら、カミュは久しぶりの恋人の濃厚フェラを味わっていた。
赤く充血した唇から、先走りと唾液がとろとろと溢れてくる。

「う…」
このままではずっと続けていそうだったので、思わず髪を掴んで、引き抜いてやった。
「ッ、はぁ…はぁ…」
「大丈夫かマジで。」
「へいきだよ?」
「無理しなくても、キスだけで十分気持ちいいんだぜ?」
そう言って竿を持ち上げると、イレブンは陰嚢をチロリと舐めて、チュッチュと吸い付く。
「きもちよくなかった?」
「スゲェ良かったけどよ、どっちかっつーと、カリ舌でなめられるのがイイな。」
「わかった。」

イレブンは小さな舌でチロチロとカリを舐めはじめる。
裏筋を這うようにキスをして、時折亀頭を吸い上げる様に銜える。

「ん、ん」
「イレブン、マジ出そうなんだけど。」
「ん。」

じゅるる

「ちょ、吸うな!」
「んー?」

イレブンに悪戯な目で見上げられて、余計昂ぶってくる。

「口にマジで出しちゃうぜ?」
「ん。」

吸い上げるのをやめる気配がない。
温かい口の中で、更にカリを舌で刺激されて、臨界寸前まで追い詰められる。

「ヤベ、出す。」

イレブンがちゅぱ、とペニスを離し、涎でとろとろの唇をぬぐいながら、
可愛らしく笑っておねだりをした。

「だして?」

それからまたちゅッと吸い付き、フェラを再開する。

じゅぽ じゅぽ じゅぷ じゅぷ

「ッ…!」

髪を抑えながら一心不乱にフェラを続ける。
カミュはイレブンの喉奥にかからないよう、美しい髪を掴み、少し手前に引き抜くようにしてから、
熱い口の中に精液を放った。

久しぶりのザーメンは濃く、量も多かったが、
イレブンはそれを艶やかに眉を顰めながら、じゅるる、と吸い上げて、ぬぷりと口を離した。

「けほっ、けほ…」
「大丈夫か?」
「ん…。」

口元を抑えながら暫くもごもごしていたが、唇についた白濁を指で拭って、ちゅぷりと舐め上げた。
「のんじゃった。」
「ったく…。」

細い腰を抱え上げて、とろとろの唇にしゃぶりついた。
イレブンの舌が貪欲に咥内を求めてきて、カミュはそれにたっぷりと応じ、深く熱いキスをする。

「はぁ…カミュ…。」

一度雌アクメをキメ、精子を飲んだイレブンは、すっかり雌の顔をしている。
愛し合う自分にしか見ることが出来ない、最高の姿である。

「最高に色っぽくて…世界で一番可愛いぜ?イレブン。」

マジカルスカートの肩紐が落ちて、胸がちらりとのぞいている。
上をずらして乳首をさらし、カミュはそこをたっぷりと舐め上げた。
「あ、ああ…あんッ」
「乳首、敏感だな。」
「んっ」
体がビクビクと震えるのもまた愛おしい。

「イレブンのせいで、ちんこ萎えちまったぜ?ちゃんと育ててくれよ。」
「うん。」

イレブンが再び両手でペニスを包んでくれるのだが、折角だから少し違い趣向もいいだろう。
「イレブン、横になって。」
「よこ?まだ、カミュの育ってない。」
「これから育てるから、な?」
「うん…。」

イレブンが少し不思議そうにベッドに仰向けで寝てくれるので、お礼代わりに額にキスをしてやる。
オレンジのスカートから伸びる白い脚は大変美しい。
スカートを退かし、ぴょこんとしたままのイレブンのペニスをさらす。
そこにチュっとキスをしてやると、イレブンが抵抗を示した。
「だぁめ!そこで擦るのだめ!」
「ご挨拶だけだって。」

カミュはその両足をピタリと揃えて持ち上げた。

「カミュ?」
「折角の御御足、気持ちよくしてくれよ?」

カミュはさっきより少し萎えたペニスをその両太腿の間に挟んだ。
「あ」
それからゆっくりと腰を振り始める。

白い脚の間から、恋人のすこしグロテスクとも言えるほど大きなペニスの亀頭が、ぴょこぴょこと出入りするのをイレブンは眺めていた。
太腿の裏に陰嚢が当たるのも解り、より高ぶる。

「かみゅのおちんちん、あつい…他のところも…」
「それをさっきまでしゃぶってたんだぜ?」
「うん…。」
「どうだ?ご自慢の太腿が、俺の先走りで汚されてくの見るっていうのは。」
「うれし…。」
「マジかよ。」

ぬちゃぬちゃと音を立ちながら、太腿でたっぷり育っていく。

「かたくなってきた…。」
「だろ?」

そのうちポタポタと先走りが零れ始め、イレブンの下腹部に垂れる。

「はぁ…はぁ…」
「興奮する?」
「する…。カミュも、してる?」
「してる。つーか、お前としてて興奮しない訳ねぇし。」
「ふともも、だいすきだもんね?」

ぬぷぬぷと抜き挿しを続けると、すっかり固さが戻ってきた。

「もうカチカチになった?」
「ああ。そろそろ、中入れても良いか?」
「うん。」

カミュは脚をそのまま肩にかけるように持ち上げて、
一度イレブンにキスをしてから、秘部を探りオイルを足して再度解してから、硬くなった亀頭をぐりぐりと擦りつけ、ゆっくりと侵入させた。

ぬぷんッ

「あん」
「中熱いな。」
「カミュのもあついよ」

久しぶりの結合にお互いその熱を感じ合う。
「イレブン…すげぇ久しぶりだよな…」
「ん…ここで感じるの、ひさしぶり…」
「今日は、一杯気持ちよくなろうな。」

ゆっくりと腰を振り始める。
じゅぷじゅぷと音を立て、中を解していく。
「ッ、かみゅ…」
「イイか?」
「うん・・すごく、きもちい…カミュとつながってる…幸せだよ。」

じゅぽ じゅぽ

「スカート、似合ってるし…着たままセックス出来るの、悪くねぇだろ?」
「カミュがよろこんでくれたから、それでいいの。」
「何でも嬉しいんだけどな、お前が居てくれりゃそれで。」

イレブンの中が蠢き出す。
ぎゅうぎゅうと肉壁が熱い雄をしゃぶり、精子を求める。

「はぁ、はぁ、かみゅ、かみゅ、すごい、きもちいよ、カミュッ!」

ぱん ぱん ぱん ぱん

「あ、あぁああッ!」
「何時でもイっていいぜ?」
「かみゅとッ、かみゅといっしょがいいの…!」
「あー、ほんと、健気で可愛くてたまんねぇな。」

どちゅん

「ひゃあああん!」

奥を一突きすると、イレブンが悲鳴のような声を零す。
「おくッ、おく、きもちいっ、」
「ここか?」

どちゅん

「やぁあんッ!そこ、そこ、すきっ、」
「じゃあ一杯突いてやるからな。」

イレブンの脚が胸につくほどに体を丸めさせて、
繋がったままたっぷりキスをしてから、
息がかかるほどの距離を保ったまま、激しくイレブンの奥を突き続ける。

ばちゅ ばちゅ ばちゅ 

「あ、あぁああっ、かみゅ、いっちゃうッ」
「イくの早くねぇか?」
「むり、むりだもんッ、きもちいからッあ、あぁあんッ!」

どちゅどちゅどちゅどちゅ

「やぁああッ!イく、いくッ!」

イレブンは背中をビクビクと震わせ、頭を振りながら快感に耐える。
その様子、可愛さにカミュは昂ぶり、嗜虐的になる。

「やらぁッ!いっしょ、いっしょッ!あ、あッむりッ!!」
「ほら…先に、イっとけ?な?」
「やら、やらッ!イく、いくッ…いくぅッ」

ビクッ

「あ、あぁあああんッあん…あ、あん・・・」


反った背中がビクビクと震え、精子を漏らすまいというように秘部が締まったが、中にはまだ放たれていない。

「先にイっちまった?」
「う、うー…うー…いじわるぅ…かみゅ、ひどい、いっしょがいいって、いったのにぃ」

快感と寂しさから半泣きのイレブンに、文句を言われても全く不愉快でない。
ぎゅうぎゅうという締め付けが気持ちよく、軽く腰を振るだけで、イレブンは再び軽く痙攣し甘い声を漏らす。

「連続でイけるだろ?ん?」
「いけちゃう…」
「今度は、ココもいっしょな?」

イレブンの雄を軽く弾くと悲鳴が上がった。

「でちゃううう!!」
「何時でも出しちゃえよ。」
「やらッ!」

カミュは先に雄をイかせようと、裏側のイイ場所をぐうっと押し込んだ。

「ひゃああああ!!」
「ここがイイんだろ?ここ刺激すると、すぐに射精しちゃうもんな?」

イレブンが叫ぶのも構わず、言葉でも優しく責めながら、雄イキを促す。

「はぁ、むり、はぁ、はぁ」
「無理じゃねぇだろ?」
「むりだよぉ、いま、いっちゃったばっかりだよ?」
「イったばっかが一番気持ちいくせに。」

肌蹴ている乳首を少し強くつねると、体が大きく跳ね、秘部がぎゅっとしまった。

「やぁああん!」
「ほらな?」
「らめええ!!」

乳首を抓ったまま、イイ場所をグングン刺激し続けると、ペニスがぽたぽたと蜜を零し始める。
こうなるとあとはあっという間だ。
抱えている太腿にキスをしまくり、舌を這わせるとビクンを全身が震える。

「ひいッ」

油断をしたところで、ぐっとペニスを押し込んだ。

「ひゃあああああ!!!」

成人した男とは思えない高い声を上げて、イレブンの雄がぴゅるると吐精した。
それらはぽたぽたと本人の下腹部を汚す。

「すっげ、可愛い。」

すでに下腹部に零れていた先ほどのカミュの先走りと、今出たばかりの熱い精子を指で混ぜ合わせるようにすると、射精後の少し冷静なイレブンから明確な抗議の声が上がる。

「だめ!あー、もう、やだ!」
「俺らが混ざり合ってるぜ?」
「やあだ!」
「はいはい。」

じゅぶん と改めて奥を突くと、抗議の声は嬌声へ戻る。

「約束通り、一緒にイこうな。」
「うー…ほんとに?ちゃんと?」
「ああ。今回はちゃんとな。お前の中に、たっぷり精子注ぎ込んでやるからな。」

煽るように言えばイレブンは顔をより赤くして、恥ずかしそうに白い指をかんだ。
カミュはそれを退かせながら、改めて腰を振り始める。

ちゅぷ ちゅぷ ちゅぷ ちゅぷ 

「っ…」

体をぶつけ合わせるように激しくピストンをすると、イレブンは再び絶頂へ向かい始める。

「ふぁ…はぁ…」

甘い吐息が聞こえはじめ、カミュは昂ぶり、イレブンの中が先走りで満ちていく。
ピストンと共に溢れ出てくるそれがぴちゃぴちゃと音を立て、2人とも淫らに高まっていく。

「はぁ…はぁ…イくぜ?」
「いっちゃう…いっしょ、かみゅ、かみゅッ」

ばちゅばちゅばちゅばちゅ

「ふぁああああッ、あ、あぁあん」
「イレブン…!」
「カミュ、カミュ!すき、すき!」
「俺もだイレブン…愛してる…ずっと、いつも…」
「かみゅぅううッ!あ、あぁッ」
「イレブン…!」
「みて…ぼく、きみにいっぱいッ、きもち、よく、なって、あんッ、きみの、ため、だけ」
「見てるぜ?俺の為に、スカート履いて、こんな風に、乱れてくれてる、お前のこと…」
「みて、みてぇ!」
「ああ、いっぱい、イき顔見せてくれよ…!」

ぱん ぱん ぱん ぱん

結合部はドロドロで、イレブンの唇も、カミュの唇もドロドロで、
互いに玉のような汗をかき、触れている肌は吸い付くようだ。

「イレブン…!イくぜ…?」
「イっくッ!」

頭をふるイレブンの頭を押さえつけて、唇を貪り合い、
それから至近距離で見つめ合いながら、腰を振り続けイレブンを絶頂へ押し上げる。

「いく、いく、いく」

目がぎゅっと瞑り、口ををふしだらに開き、卑猥な言葉を無意識にこぼしながら、イレブンが臨界へ向かう。
「イっちゃう、かみゅ、イっちゃうううう!あ、あぁあああ、ッかみゅぅうッ、イク、イクイクッ、あ、あああん!」

びゅるるるるッ

「はぁ…はぁ…」

本日3度目の雌イキで締まった秘部に、カミュはたっぷりと精子を注ぎ込む。
イレブンはその熱に体を震わせて、荒い呼吸を繰り返していた。

繋がったまま、互いの息が整うのを待ち、それから漸く見つめ合った。

「カミュ。」

息苦しくないように軽いキスをしてやると、イレブンは満足そうに笑った。

「ご満足いただけたか?」
「ん…気持ちよかった。カミュも?」
「ああ。…ぶっちゃけもっかいいけるけどな。」
「ほんとに?…もう、きみのそれには、ついていけないよ。」

イレブンが何とか腕で体を起そうとするので、腰を抱いて起してやった。
白い腕がカミュの首に回されて、見下ろされるが悪い気がしなかった。

「ああんッ!」

抜いていないカミュのペニスが奥を突き上げ、思わずイレブンは声を上げた。

「か、かみゅ、まだこんなに固いの…?」
「そりゃなぁ…目の前に、女装して可愛いイき顔見せまくってる恋人がいたら、萎える暇ねぇよ。」
「…ほんとうに、もういっかいしたいの?」
「お前無理だろ?しねぇよ。」
「…無理じゃないって言ったら?」
「…マジで?」

「きょうは、特別、だよ?」
「甘やかしてくれるならいくらでも。」



2人は久しぶりの夜を、たっぷりと楽しんだ。








「なぁ。」
「なに?」

始末を終え、無理をさせた腰を摩りながら、カミュが聞いた。

「マジカルスカート、売るのか?」
「うーん…どこかでしれっと処分したいけど…売るわけにはいかないよ。」
「何で?」
「エッチで使用したスカートとか、売れるわけないもん。」
「じゃあ、まだ残しとこうぜ?」
「そんなに気に入ったの?」

悪戯に見上げてくる恋人の額にチュっとキスをしてやる。

「俺の為に着てくれたお前の健気さがな。」
「健気さだけ?」
「勿論、似合ってたとこもな。」

もー、と言いつつ嫌そうではなかった。




カミュはイレブンの腰を摩りながら、そのままゆっくり眠りに落ちて行った。












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